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BLOG 2019/08/13
ある試験の受験記

-試験受けてきました-

この前の7月21日、コンクリート診断士を広島大学で受けてきました。

これから、秋の時期、建築士や、建築施工管理技士の国家試験を受ける方がおられると思います。私のお恥ずかしい失敗談が、いくらかお役に立てば....うれしいです。

 

-コンクリート診断士とは-

これは、民間資格です。社会資本としてのコンクリートは、これまで、100億立方メートルのストックがあるとのことです。コンクリートは、ご存知のとおり、建築の建物のみならず、橋梁、トンネル、道路、ダム、水路など、建築土木構造物のあらゆるところに使われています。そのコンクリートの現状を正確に診断し、今後、構造物が予定されている耐用年数まで、どう維持・管理していくかを調査・推測・計画できる人材が求められています。それで、公益財団法人日本コンクリート工学会が、この理念に基づき、2001年にコンクリート診断士制度を制定しました。現在まで、1万3千人ほどの合格者を出しています。試験は、4択問題と筆記試験からなり、試験は、3時間で、4択と筆記試験が同時に行われます。7人に1人(合格率15%)の難関です。国土交通省のコンクリート関係のコンサルタント業務や施工を行う認定資格リストの中に、この資格は含まれています。

当社も、昨今、役所関係の土木関係の、橋梁コンクリートの補修施工を請け負うことが多くなり、知人の勧めもあり、受験させていただきました。

 

-試験の流れ-

コンクリート診断士の試験を受けるには、まず、受験資格をクリアする必要が有ります(例えば、1級建築又は土木施工管理技士)。私は、建築士の資格で受験資格を満たすことができました。また、公益財団法人日本コンクリート工学会主催の認定講習会(2日)を受講することも求められています。ISOの審査の関係で、広島開催の講習会に、参加できなかったので、5月の半ばに大阪で開催された講習会を受けに行きました。そこで、「コンクリート診断士とはなんぞや」と言う私の漠然として問いに対して、えらい大学の先生やコンクリートを扱うJRや建設会社の専門技術者から明確な答えをお聞きすることができました。

 

-受験対策講習会を受講する-

さかのぼれば、20年以上前に、一級建築士を受けましたが、その時の最終合格率が11~12%。その時は、若く、記憶力もよかったので、一次試験(筆記)は、受かって良かったのですが、今回は、自分の年齢と現状の知識を考えて、受験対策講習会(5回コース)を受けることにしました。試験は、「コンクリート診断士とは」でお話ししたように、試験は、4択問題(40問)と記述式問題からなっています。今年の1月ぐらいから、7月の試験直前まで、模擬試験を受けつつ、備えることができました。その講習会で、受験対策用の問題集が、配られるので、その問題集で、仕事の合間を見て、自宅学習することにしました。

 

-自主学習に関して-

試験は、コンクリート工学会認定講習会で配られたテキスト2冊(基礎編と応用編)がありそこから、問題が出ることになっています。それぞれが、2.5㎝程厚みがあり、コンクリートに関する情報が満載されています。

このぶ厚い2冊のテキストを読破しながら受験勉強するのは、気力がなえて難しいと受験対策講習会の講師が言われたので、過去問が載せられた対策講習会で渡された2冊の問題集と、コンクリート関係の用語の説明が載せられている用語集を追加で買って、時間のある時に、3冊の対策本で、勉強することにしました。

2月の4択の模擬試験では、100点満点で48点。4月に受けた模擬試験では、60点でした。やった、だいぶ上がった。(振り返ってみると、まぐれで当たっただけでした)本番の試験では、4択の試験で、足切があり、65点から70点だそうです。これがクリアできないと、足切に会い、記述問題を試験官が、読んでくれないそうです。よって、試験は70点を目指すように講師から発破をかけられました。

 

-5月から7月までの2か月間-

認定講習会に出てから、7月の本試験まで、2か月でした。コンクリートの専門家ではない私は、ちんぷんかんぷんのところもあり、わからないところを、インターネットや、用語集、講習会テキストを使って、勉強しました。

講習会では、記述式の問題を、試験さながらの環境を想定し、授業の中や、自主学習で作成し、それを、講師の先生に添削して頂き、自分の弱点を理解するように助けていただきました。

7月15日の直前の模擬試験で、四択の採点結果は60点。やはり、70点にはもう少し届かない地点にいることがわかりました。本番やいかに!

 

-本試験 7月21日(日)-

朝から、台風の影響の関係で、住んでいる佐伯区に警報(避難準備情報)が出て、5時頃から何度か、携帯のアラームで起こされました。試験が実施されるか、山陽本線が走るのか、正直、心配になりました。結果として、疲れが残ったので、これも、後から考えれば敗因(言い訳)の一つかもしれません。試験は、午後1時集合で、あらかじめ、電車で行くことにしていたので、10時半ごろに、家を出て、山陽本線で、西条駅まで行き、臨時バスに乗って、広島大学まで行きました。緑の多い、きれいなキャンパスでした。環境はバッチリ!これまで、施工管理技士の試験は、広島工業大学や、広島市立大学で受けることが多く、広大で、試験を受けるのは初めてでした。よし、やるぞ!

結構、試験直前に、見ていた過去問が、今回の試験問題に出て、これは行けるかもと、自信を持たせる内容でした。しかし、見たことのない新しい問題もあり、てこづった部分もありました。

記述式問題は、寒冷地の橋梁における塩化物イオン濃度関係の問題でした。そこそこ書けて、自信がありました。4択問題を20分ほど、見直す時間もありありました。70点以上、取れるぞ。やった!

 

-自己採点 7月23日(火)-

2019年度の試験問題の正解を載せているサイトがなかなか見つからず、試験二日後の、7月23日に、やっと、あるコンクリート協会のサイトで、正解番号を載せているところを見つけて、自己採点しました。結果はいかに!不正解がどんどん累積し、18問不正解。22問正解で、22/40=55点!!全然ダメじゃん

正直、がっかりでした。最低65点必要なので、4問届きませんでした。まず、確実に足切に会い、撃沈です。正式な結果は、9月末に出ますが。不合格、間違いなし!

 

-今回の試験に関する自己分析-

やはり、知らず知らずのうちに、試験の独特の雰囲気に飲み込まれていたようです。試験対策講習会の先生が、本番のプレッシャーがかかると事前に注意喚起しておられたのですが。せっかく、直前の模試で出ていた過去問が出ていたのに、2,3問、勘違いして、答えをまちがえました。答えがわからない問題は、後で書き直したのが、すべて不正解。最初のが正しかった。。。ショック!やっぱり、思っていたより緊張していたようです。

後、私のコンクリートの劣化に対する理解が正確でなかったり、写真からコンクリートの変状(変化)を判定する問題では、良く観察したら答えがわかるのに思い込みで回答して間違ったものもありました。

やっぱり、コンクリートの総合的な専門家でないと、この試験、通りませんわ!

合格率、15%の試験、なめたらいけませんね。勉強になりました。来年も受けるか、良くこれから考えます。

皆さんも、私の様な失敗をしないようにお気を付けください。くれぐれも慢心しないように!今年の秋、各種試験を受ける方の朗報を期待していまーす。

 

今日も、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

柿田でした。