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BLOG 2018/12/28
落水荘(Falling Water)て知ってますか

今年もわずかになりました。今年のカレンダーを新年と交換する時期になりました。私は、この時期、母に毎年、アメリカの有名な建築家フランク・ロイド・ライトの作品を掲載したカレンダーを送っています。

そのライトの有名な作品、「落水荘」について今日は取り上げてみたいと思います。

 

-落水荘って知ってますか-

建築を志す人が、心魅かれる建物の一つと言われる「落水荘」。それは、アメリカの建築家フランク・ロイド・ライトが設計した住宅だ。そのユニークな構造と、自然とマッチした景観が特徴だ。その建物は、アメリカ合衆国ペンシルバニア州のピッツバーグから80㎞離れた人里離れたミルランの山の中に建っている。しかし、その建物を見るために、世界中から、年間12万人もの人が訪れるという。なぜ、それほどの多くの人を引き付ける、魅力ある建物なのだろうか。

 

-落水荘の特徴-

この建物は1935年に、エドガー・カウフマン氏が、ライト(以後、フランク・ロイド・ライトをこのように呼ぶことにする)に週末用の別荘の設計を依頼し、実現したもの。それで、正式には、当時この建物の名称は、エドガー・カウフマン邸であった。カウフマンは、滝を眺められる家をライトに注文したと言われている。この建物のロケーションは、川の脇の岩の上なのだが、実際には、川の横の岩から、川側につき出るように設計し建てられたため、見た目は滝の中に立っているように見える。その自然に溶け込んだその建物と自然環境の調和も相まって、この住宅はFalling water(日本語訳:落水荘)と呼ばれるようになった。

リビングにある階段からは、直接、水辺に降りることができるようになっている。

室内は、こんな感じ。ライトは、日本の文化に理解があり、日本の伝統的な調度品を、自分の設計に組み入れる努力を払っている。

 

 

-落水荘の評価-

アメリカ建国200周年の雑誌社の投票で、この落水荘は、見事、名住宅建築第一に選ばれた。

 

-フランク・ロイド・ライトとは-

では、この建築家フランク・ロイド・ライトとはどんな人だったのだろう。

近代建築3代巨匠の一人で、アメリカの建築家。(1867-1959)

1800年代の後半から1900年代前半にかけて、プレーリーハウス(草原住宅:水平線を強調する住宅)の住宅設計で名を知られるようになりる。その後、プライべートな事件をきっかに、名声を失う。

精神的な打撃を受けたライトでしたが、そんな時期に、日本の帝国ホテルの新館の設計を依頼される(写真は、現在、愛知県犬山市の明治村に移築された旧帝国ホテルの玄関部分:KHKの現在放映中の連続テレビ小説「まんぷく」の主人公が独身時代働いていたホテルは、この旧帝国ホテルを使っている)
しかし、完璧主義者だったライトは、予算オーバーと、工期の大幅な遅れにより、ホテルの経営陣と衝突。

建設途中に解任され日本を離れた為、彼自身、完成した帝国ホテルを見ることはなかった。しかし、その後の設計は、一番弟子の遠藤新に引き継がれている。

ライトは晩年になって、落水荘(今回のカウフマン邸)や、ジョンソンワックス社のキャンティレバー(片持ち梁)構造が注目され、再び表舞台に返り咲きました。

彼の建築作品は、アメリカ国土内と、日本では、旧山 邸(ヨドコウ迎賓館)、自由が丘明日館などがある。

 

-最後に-

ライトは、幼少期に、自然に囲まれた生活を送っており、その背景から、一貫して自然に立脚した、あるいは、自然界(植物、貝など)のデザインを取り入れた設計を行うことで知られている。

建築家フランク・ロイド・ライトは、建築の設計だけでなく、関係する電灯や家具も含めた全体を設計するオールラウンドプレーヤーです。ホームページや、書籍(和書・洋書)などで、ライトの建築作品や、家具等の調度品の設計施工についても検索できます。よろしければどうぞ。

 

今年も、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。

柿田でした。